
ヒイカの生態と特性
ヒイカ(標準和名:ジンドウイカ)は、晩秋から春にかけて内湾で手軽に狙えるターゲットとして人気のある小型のイカです。
1. 生態・基本特性
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サイズ: 非常に小さく、成長しても胴長(足を含まない長さ)は10cm〜12cmほどです。
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寿命: 約1年といわれる「年魚」です。
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生息域: 潮の流れが穏やかな内湾を好みます。海底が砂泥質の場所を好み、港湾部や堤防の周りによく回遊してきます。
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適水温: 低水温に比較的強く、他のイカが深場に落ちる冬場(10月〜2月頃)がメインシーズンとなります。
2. 行動パターン
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夜行性と走光性: 夜行性であり、光に集まる習性(走光性)が非常に強いです。夜間、常夜灯の下などに群れで浮いてくる姿がよく見られます。
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遊泳層(レンジ):
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日中: 海底(ボトム)付近に潜んでいます。
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夜間: 光に誘われて表層付近まで浮上します。ただし、活性が低いときは夜でも底に張り付いていることがあります。
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捕食行動: 小魚や甲殻類(エビなど)を捕食します。攻撃性はありますが、体が小さいため、餌を抱き込む力はそれほど強くありません。
3. 釣りにおける特性(ライトエギング)
「ヒイカ釣り」は、専用の小さなエギを使うライトエギングで狙うのが一般的です。
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繊細なアタリ: イカが小さいため、「ドスン」という重みではなく、竿先がわずかにもたれるような違和感のようなアタリが多いです。
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フォール速度: 遊泳力が弱いため、エギを素早く動かすよりも、**ゆっくり沈下(フォール)**させて見せる動きに好反応を示します。
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群れでの回遊: 群れで行動するため、一杯釣れると連続して釣れる(連発する)ことが多いです。手返しよく釣ることが数釣りのコツです。