東京湾奥とはどこなのか?

東京湾奥とは、その名の通り東京湾の奥のことですが、厳密にどこからどこまでのエリアを指すのか、決まっている訳ではありません。

個人的な意見としては、色々なネットのサイトを見るに、大体以下の赤い範囲であれば「東京湾奥」の一部と呼んで差し支えがないのではないかと思います。

東京湾奥とは

東京湾奥の特徴と主要エリア

主要エリアその1:東京湾奥に流れ込む4つの河川

東京湾奥の特徴ですが、まず主要な4つの河川が流入していることが挙げられます。西から、隅田川、荒川、旧江戸川、江戸川放水路です。葛飾区を流れる中川は荒川に合流しています。

これら東京湾奥に流れ込む4つの河川は、東京湾奥の生態系に大きな影響を与えています。

東京湾奥の河川

主要エリアその2:東京湾奥最後の干潟、三番瀬

三番瀬は、千葉県浦安市、市川市、船橋市、習志野市に跨る、日本の重要湿地500指定地に含まれる東京湾奥の干潟です。三番瀬は東京湾内でも屈指の漁場の一つで、ノリ、アサリ、スズキ、カレイ、イワシなどが漁獲されています。

三番瀬に流れ込む江戸川放水路は、東京湾奥屈指のハゼ釣りのポイントとしても有名です。

主要エリアその3:江東区の埋立地と運河

江東区は以下の場所ですが、荒川と隅田川に挟まれたこのエリアは非常に多くの運河があり、さらに海に出るとお台場を始めとする埋立地が数多くあります。

江東区地図

以下の地図の赤い線は、江東区の主要な海や河川に面しているエリアを示しています。立ち入り禁止エリアも多いですが、同時に釣りができる可能性がある場所も数多くあります。

江東区地図

主要エリアその4:実は巨大な千葉港

千葉港というと、一部の人はポートタワーがあるエリアの港を指すものだと勘違いしているかもしれませんが、実は以下の通り、千葉港とは、市川市、船橋市、習志野市、千葉市、市原市及び袖ケ浦市の6市を跨ぐ巨大な湾岸エリア一帯を指します。その距離、約133キロメートルです。この巨大な千葉港には、釣りができる護岸が多くあります。

千葉港