猫実川(ねこざねかわ)とは
猫実川は市川市と浦安市の境にある川です。
浦安の駅近くが水源となっている流域面積が1.18 km²しかない小さな川で、流域は9割が市街化されています。雑排水を水源とする閉鎖性河川です。「雑排水」とは、生活排水のうち、し尿を除く排水のことで、台所、洗濯、風呂などから出される排水のことを言います。
下水道が整備されているにも関わらず、不明な排水が流れ込んで水質を悪化させている現状があり、行政は「二層河川」と呼ばれる河川を二層化して、地下に浄化施設の設置し、水の浄化を進めています。ちょっと解像度が低いですが、以下のような仕組みになっているそうです。
猫実川(ねこざねかわ)へのアクセス
猫実川へのアクセスは車か自転車になります。ただし、有料駐車場は釣り場から少し離れたところにある上、駐車台数にも限りがあるため、自転車やバイクで通える地元釣り師の楽園となっています。
最も近い駐車場はナビパーク浦安入船第一です。
猫実川(ねこざねかわ)の釣り場の特徴
猫実川の河口エリアはどこでもハゼ釣りをすることができます。
地元釣り師の多くは竿を出し易い浦安側でこのように釣りを楽しんでいます。落ちたらどうなるのか・・ご想像にお任せします。満潮でなければ溺れることはないと思いますが、牡蠣礁が凄くて、怪我をする可能性が高いと思われます。くれぐれもご注意ください。
市川側から浦安側に行きたい場合は、階段があり、橋に上がることができます。
階段の奥には自販機とトイレがあります。トイレは「あるだけマシ」というレベルで匂いも汚れも凄いレベルです。トイレットペーパーは下見に行った時はありませんでしたので、持参された方が良いでしょう。
また、上流側も途中で分断されており、右にある小さな歩道橋で上流に行くことができます。
下流に行くと、三番瀬海域にアクセスできます。水深は浅い海域ではありますが、満潮時ならシーバスや黒鯛を狙ってルアーを投げてみても良いと思います。
お勧めハゼ釣り仕掛け
毎年ハゼを数百匹釣っている僕がお勧めするハゼ釣り仕掛けです。
夏までのハゼ釣り
2.7mの延べ竿が基本
まずは竿ですが、夏までのハゼは岸に寄って来ているため、リールとかは不要で、手返しが圧倒的にいい延べ竿が良いです。
延べ竿にも長さが色々ありますが、2.7mの長さが一番バランスがよく使いやすいです。まずはこれを基本の1本として持っておき、これより長い竿、短い竿を揃えていきます。
竿は長ければ長いほど広い範囲を探れるのですが、長すぎると取り回しがその分大変になり、持っているだけで疲れます。逆に短すぎると探れる範囲が極端に狭くなり、アプローチできる魚に制限がかかってしまいます。季節やポイントに合わせて、最適なサイズの竿を選ぶことが大切です。
2.7mよりも短い1,8mの竿は水深の浅い場所でのボート釣りや、冬場の穴釣りで活躍します。夏場までのボートでのハゼ釣りは水深1mくらいのところを探るため、1,8mの竿の方が使い勝手が良くなります。
また、2.7mよりも長い竿はハゼが少しずつ深場に入り始める秋以降の岸釣りに使います。
ライン
ラインはフロロカーボン1号か、PEラインなら0.6号がお勧めです。
仕掛け
仕掛けですが、ウキ釣りとミャク釣りがありますが、ミャク釣りが良いです。ウキ釣りは棚の深さの設定が面倒で、ここを間違えると餌が水中に浮いてしまい、底にいるハゼにアプローチできなかったりします。ミャク釣りは錘をダイレクトに底に落とすので、棚を間違える、というリスクが皆無です。ミャク釣りは以下のハゼ天秤を使うと簡単です。
天秤を使う時の錘は1~1.5号になります。
または、僕が実は便利だと思い使っているのは、ハリス止めがついている錘です。これはワカサギ釣りなどに使われるシンカーなのですが、ミャク釣りにも全然使えます。錘とハリス止めが一体化しているのでとても便利です。
僕のおすすめは、以下のシンカーです。シンカーがL字になっていて、とても便利です。いろいろなサイズがありますが、2.7mまたそれ以下の長さの延べ竿であれば、1.0gで丁度いいです。竿が硬かったり、長い場合はより重いものを選びます。
針は2号から
針もとても重要です。特にサイズ。ハゼのサイズに合わせて最適な針のサイズを選ぶ必要があります。初夏のハゼ釣りでは、僕は2号くらいから様子を見て、サイズに合わせて上にあげていきます。
餌はボイルホタテとバイメナエビ
餌ですが、落ちハゼシーズンまではボイルホタテがとにかく最強です。
本当によく釣れます。
ただし、餌がすぐに取れてしまうので餌の消費が早いので、餌切れ時のバックアップとしてバイメナエビも持っていきます。個人的な感覚だと、ホタテの方が食いつきがいいですが、餌持ちはとても良いいです。
秋以降のハゼ釣り
落ちハゼ・ハゼクラ用にはコンパクトロッド
秋以降、少しずつ深場に移動してしまうと、延べ竿ではなかなかハゼにアプローチできなくなり、コンパクトロッドとリールで狙うことになります。
落ちハゼといっても、それほど大きな魚ではないため、当たりの取りやすい柔らかい竿が良いです。具体的にはアジングロッドが良いと思います。1万円以下で必要十分なものが購入できます。
リールは2000番台以下
リールは2000番台以下のものを選びましょう。シマノのシエナとかは糸もついているのでお得だと思います。
仕掛けはちょい投げ
仕掛けはちょい投げのセットを使います。
似たような仕掛けを自作しても大丈夫です。僕は中通し錘にハリス止めをつけて、針をつけて使っています。
針は6号から
落ちハゼはサイズがアップしているため、針が小さすぎるとかなりの確率で飲まれて大変です。6号くらいからが良いと思います。
餌は青イソメ
ホタテは投げた時に絶対に取れるので、青イソメ一択です。長さは5センチくらいでしょうか。
落ちハゼが釣れる時間帯
最近通説になって来たのは、落ちハゼは夜に釣れる、というものです。というのも、冬になるとハゼは穴を掘って産卵し、日中はそこに潜んでいるらしいからです。そして夜になると穴から出て捕食活動をするようです。僕も実際に夜に良型がよく釣れました。
落ちハゼの天ぷらは絶品
落ちハゼの食べ方ですが、天ぷら一択です。とにかく美味しいです。息子曰く「悪魔的美味さ」とのこと。笑