車で釣行する場合、よほど釣り場が駐車スペースから近くない限りは、多くの荷物を乗せるキャリーワゴンが必要です。
クーラーボックス、ロッドケース、仕掛けの入ったボックス、折り畳み椅子やテント…。一つ一つは持てる重さでも、全部を一度に運ぶのは至難の業です。そんなときにキャリーワゴンはまさに“釣り人の相棒”になります。
キャリーワゴンには様々な種類がありますが、どのキャリーワゴンを購入するかは、荷物を運ぶ際に「どんなストレスを抱えているか」によって選び方が変わってきます。
ここでは僕が実際に感じたストレスと、それを解決してくれる商品を紹介します。
最も売れているベーシックなキャリーワゴン
まずは最も売れているベーシックなキャリーワゴンを
恐らく、市場で最も売れているキャリーワゴンの一つはコールマンの商品でしょう。
価格は1万円前後で、重さは10キロ前後。特に特筆すべき要素もありませんが、やはり有名ブランドということでしょうか。とんでもない数のキャリーワゴンが売れています。実店舗が日本各地にあるのも、売れている要因かもしれません。
ただ、一つだけ、このキャリーカートは収納時に以下のように自立してコンパクトになります。キャリーワゴンはどちかというと、収納している時間の方が圧倒的に長いので、コンパクトに収納可能な点は非常に評価を集めています。
ストレスその1:キャリーワゴンが高すぎる!&重すぎる!
キャリーワゴンは高いものは数万円とキリがありません。特に有名ブランドのアウトドアメーカーが出しているものは、見た目もカッコよく耐久性も申し分ないですが、その分お財布にはかなりの負担になります。
さらに、キャリーワゴンは重い荷物を乗せるため、かなり頑丈に作られています。しかし頑丈さと引き換えに、本体重量がとんでもなく重い…。10キロを超える商品もザラにあり、持ち上げるたびに「本当に必要なのか?」と疑問に思ってしまうこともあります。僕がずっと使っていたキャリーワゴンも12キロあり、車に積み込むだけでも一苦労でした。
5,000円5キロ以下のキャリーワゴン
以下の商品は、値段も4,000円以下で購入できる上、重量もわずか4.7キロ。車から取り出すときや収納時の負担が圧倒的に少なく、気軽に使えるのが大きな魅力です。
ストレスその2:キャリーワゴンを引くのがとにかく疲れる
釣り場まで距離がある場合、重いキャリーワゴンを延々と引っ張るのは本当に体力を消耗します。砂浜や未舗装の道ではさらに抵抗が大きく、釣り場に着く頃には「もう帰りたい…」と思うほどヘトヘトになってしまうことも。せっかくの釣行なのに、体力を消耗してしまうのは本末転倒です。
電動モーターのついたキャリーワゴン
そんな時に大活躍するのが、電動モーターのついたキャリーワゴンです。電動アシストのおかげで、荷物が満載でもスイスイ移動できるのは一度体験すると病みつきになります。坂道や長距離移動がある釣り場では特に効果を発揮します。
ただし、この商品のネックは価格。2万円を切る商品はほとんどなく、バッテリー容量や稼働時間にも注意が必要です。また、モーター音がそれなりにするので、静かな釣り場では周囲への配慮も忘れないようにしましょう。
両手で押せるタイプ
「電動はさすがに予算的に厳しい…」という方には、両手で押せるタイプのキャリーワゴンもおすすめです。押す・引くの両方ができるので、道の状況に合わせて持ち方を変えられ、移動のしやすさがぐっと向上します。
ストレスその3:現地に着いた後が邪魔
荷物を運び終えた後、キャリーワゴンはその場に置いておくことになりますが、これが意外と邪魔になります。釣り座の近くに置くと通行の妨げになったり、足元が狭くなったり…。ただでさえ道具が多い釣りなので、「キャリーワゴンをどこに置くか」が小さな悩みになりがちです。
そんな時に役立つのがベンチ型のキャリーワゴンです。荷物を運んだ後はアウトドアチェアとして活用できるので、一石二鳥。余計に椅子を持っていく必要もなく、荷物を減らせる点も嬉しいところです。
さらに上位モデルでは、屋根付きのタイプもあります。日差しの強い真夏の釣りや、子ども連れのアウトドアで大活躍すること間違いなし。通常のワゴン以上に多機能で、アウトドア全般で使えるのが魅力です。両手で押せるのも魅力です。
ただし構造がしっかりしている分、重量は15キロとかなりヘビー。僕も最後まで購入を迷いましたが、持ち運びや収納を考えて見送りました。屋根も真上にしかないため、太陽の位置によってはあまり効果を感じられないこともある点に注意が必要です。特に釣りの場合は、朝夕がメインとなるため、太陽は斜めから差し込むため、真上の屋根はあまり役に立たなそうです。
最終的に僕が選んだキャリーワゴン
Amazonや楽天を散々探し回った挙句、最終的に購入したのはYahooショッピングで見つけたこちらの商品。魅力は何といっても、定価で1万円を切る価格と、9キロという重量です。今まで使っていた12キロ超えのワゴンから3キロ軽くなるだけで、持ち運びの負担が想像以上に減りました。
実際に使ってみると、収納のしやすさや取り回しの軽さに驚きます。「もっと早く買い替えればよかった」と思うほど。高価すぎず、かといって安物すぎない“ちょうどいいキャリーワゴン”を探している方には本当におすすめです。