
浦安電波塔下の概要と特徴
浦安電波塔下(浦安市千鳥地区)の護岸は、東京ディズニーリゾートの東側に位置する、非常に広大な埋立地の釣り場です。かつては立ち入り禁止区域がありましたが、近年、護岸の一部が順次開放されており、東京湾奥の新たな人気釣り場として注目されています。地元では「クリーンセンター前」や「ディズニー裏」の一部としても知られています。

釣り場の特徴
- 広大な釣り場:電波塔下からディズニーランド裏まで続く護岸は全長5km以上あり、非常に広いです。電波塔の真下付近にある角(見明川河口に続く突堤の付け根)は、潮通しが良く人気のポイントです。
- 足場と地形:足場はコンクリートで良好ですが、護岸のすぐ下にはテトラポッドと大きな敷石が入っており、根掛かりしやすいです。干潮時は沖の敷石が露出することもあります。ルアー、投げ釣り、ちょい投げ、ヘチ釣りが楽しめます。
- 狙える魚種:シーバス(スズキ)やクロダイ(キビレ)のほか、キスやカレイ、根魚のメバルやアイナメなど、多彩な魚種が狙えます。秋にはサバやイナダといった青物が回遊することもあり、ショアジギングでも人気です。
入口はこのような階段が設置されています。

ディズニー側は奥が立入禁止。海の奥にディズニーシーが見えます。

電波塔下は広いスペースが確保されています。

ただし、釣り場はこのように全面テトラで覆われており、大きな魚の取り込みはテトラ隊に降りないとほぼ不可能。

しかも、干潮時に足を運ぶと、テトラの下にはもう一段石積みがあることが分かります。根掛かり必須な、まさに地獄のような釣り場です。

高洲方面にも広い釣り場が広がっています。

高洲方面の奥。フェンスの奥は立入禁止ですが、なんですかこのやる気のないフェンスは。隙間が空いており、中に入ってくれと言わんばかりです。苦笑

竿立て
なんと解放された浦安電波塔下では、このような竿立てが等間隔で整備されており、竿立てを持ってくる必要がありません。しかし、繰り返しになりますが、テトラ帯が酷すぎて、釣り場としては本当に不人気です。

浦安電波塔下の最新設備・アクセス情報
【重要】釣り場のルールとマナー
この釣り場は転落防止柵の内側からの釣りが義務付けられています。柵を乗り越えての外側での釣りや、テトラポッドに乗っての釣りは大変危険なため厳禁です。ルールを守って釣りを楽しみましょう。
駐車場とトイレ
最新の情報(2025年時点)では、釣り場付近に大きな進展がありました。
駐車場:釣り場付近に24時間利用可能な無料の砂利駐車場が整備されました。
まずは斎場横の駐車場です。こちらはトイレがあります。

もう1箇所が電波塔下の駐車場です。千鳥第一公共駐車場。25台駐車できます。


- トイレ:以前はトイレがありませんでしたが、最近の護岸開放に伴い、公衆トイレが整備されました。

ただし、トイレの利用は朝8時半から夜20時までなので注意が必要です。

コンビニ・釣具店
- コンビニ:釣り場付近にはありません。国道357号線沿いや浦安市街地まで行く必要があります。
- 釣具店:浦安市街地(舞浜方面や新浦安方面)まで行く必要があります。
浦安電波塔下で釣れる魚
| 季節 | 主なターゲット | 狙える魚種 |
| 春に釣れる魚 | シーバス(ルアー)、クロダイ | シロギス、カレイ(終盤)、メバル、サヨリ |
| 夏に釣れる魚 | シーバス、シロギス(投げ釣り)、ハゼ | クロダイ(キビレ)、アナゴ、青物(回遊次第) |
| 秋に釣れる魚 | シーバス、青物(イナダ・サバ)、シロギス、クロダイ | カレイ(釣れ始め)、メバル、アオリイカ(稀) |
| 冬に釣れる魚 | カレイ(投げ釣り)、シーバス(ルアー)、根魚 | アイナメ、メバル、クロダイ(低活性) |
