
東京23区のハゼ釣りポイント
東京23区はハゼ釣りポイントが数多くあります。以下は、今回紹介するポイント15選です。
旧江戸川河口
江戸川区と千葉県の境を流れ、広大な河口域を持つ釣り場です。河口エリアには、雷公園、なぎさ公園などの公園があり、駐車場やトイレなどもあります。河口エリアでは、シーバスや黒鯛のルアーも盛んです。
新左近川親水公園
親水公園として整備されており、足場が良く家族連れに人気のスポットです。夏場からハゼの魚影が濃くなり、手軽な数釣りが楽しめます。
新川
江戸川区内を流れる運河で、護岸が整備された初心者にも釣りやすいポイントです。水深は比較的浅めですが、良型のハゼが狙えます。
葛西海浜公園
西なぎさへと向かう水路側が主な釣り場で、穏やかな環境でハゼ釣りが楽しめます。釣り初心者にもおすすめです。(一部、釣り禁止エリアあり)
荒川河口
広大な荒川の河口エリアは、ハゼだけでなくシーバスなどの魚種も豊富なフィールドです。サイクリングロードなどからのアクセスも便利です。
旧中川
東大島駅の高架下など、駅近でアクセスが良い人気のハゼ釣り場です。潮の干満の影響を受けにくく、比較的のんびり釣りが楽しめます。
横十間親水公園
公園内のボート池は、ボート営業休止期間(冬季)にハゼ釣りが解禁される穴場的なスポットです。公園として整備されており、足場も良好です。
小名木川クローバー橋
小名木川と横十間川が合流するポイントで、水の流れが良く「ハゼの聖地」とも呼ばれます。実績が高く、初心者でも爆釣が期待できます。
仙台堀川公園
総延長が長い親水公園で、緑豊かな都会のオアシスです。池状の空間などハゼの溜まり場を見つけやすく、探り歩く釣り方にも適しています。
横十間川猿江恩賜公園
横十間川沿いにある足場の良いポイントで、特にクローバー橋との合流地点付近はハゼの魚影が濃いことで知られています。
北十間川スカイツリー前
東京スカイツリーのすぐ下を流れる川で、景観抜群の釣り場です。橋の下など日陰になる場所もあり、夏場でも快適にハゼ釣りが楽しめます。
佃堀
中央区佃島にある、下町の風情が残る美しい釣り場です。朱塗りの橋が印象的でロケーションが良く、ファミリーフィッシングにもおすすめです。
お台場海浜公園
都心からのアクセスが良く、観光地としても有名なスポットです。ハゼの穴釣りなど、手軽に短時間でハゼの数釣りを楽しめます。
大井ふ頭中央海浜公園
なぎさの森エリアなど、自然干潟が隣接しており、ハゼの生育環境が良い釣り場です。岸際や岩場でミャク釣り・ウキ釣りが楽しめます。
多摩川河口・海老取川
羽田空港に隣接する海老取川(多摩川の分流)は、良型ハゼの実績が高いポイントです。駐車場やトイレも近く、設備が整っています。
お勧めハゼ釣り仕掛け
毎年ハゼを数百匹釣っている僕がお勧めするハゼ釣り仕掛けです。
夏までのハゼ釣り
2.7mの延べ竿が基本
まずは竿ですが、夏までのハゼは岸に寄って来ているため、リールとかは不要で、手返しが圧倒的にいい延べ竿が良いです。
延べ竿にも長さが色々ありますが、2.7mの長さが一番バランスがよく使いやすいです。まずはこれを基本の1本として持っておき、これより長い竿、短い竿を揃えていきます。
竿は長ければ長いほど広い範囲を探れるのですが、長すぎると取り回しがその分大変になり、持っているだけで疲れます。逆に短すぎると探れる範囲が極端に狭くなり、アプローチできる魚に制限がかかってしまいます。季節やポイントに合わせて、最適なサイズの竿を選ぶことが大切です。
2.7mよりも短い1,8mの竿は水深の浅い場所でのボート釣りや、冬場の穴釣りで活躍します。夏場までのボートでのハゼ釣りは水深1mくらいのところを探るため、1,8mの竿の方が使い勝手が良くなります。
また、2.7mよりも長い竿はハゼが少しずつ深場に入り始める秋以降の岸釣りに使います。
ライン
ラインはフロロカーボン1号か、PEラインなら0.6号がお勧めです。
仕掛け
仕掛けですが、ウキ釣りとミャク釣りがありますが、ミャク釣りが良いです。ウキ釣りは棚の深さの設定が面倒で、ここを間違えると餌が水中に浮いてしまい、底にいるハゼにアプローチできなかったりします。ミャク釣りは錘をダイレクトに底に落とすので、棚を間違える、というリスクが皆無です。ミャク釣りは以下のハゼ天秤を使うと簡単です。
天秤を使う時の錘は1~1.5号になります。
または、僕が実は便利だと思い使っているのは、ハリス止めがついている錘です。これはワカサギ釣りなどに使われるシンカーなのですが、ミャク釣りにも全然使えます。錘とハリス止めが一体化しているのでとても便利です。
僕のおすすめは、以下のシンカーです。シンカーがL字になっていて、とても便利です。いろいろなサイズがありますが、2.7mまたそれ以下の長さの延べ竿であれば、1.0gで丁度いいです。竿が硬かったり、長い場合はより重いものを選びます。
針は2号から
針もとても重要です。特にサイズ。ハゼのサイズに合わせて最適な針のサイズを選ぶ必要があります。初夏のハゼ釣りでは、僕は2号くらいから様子を見て、サイズに合わせて上にあげていきます。
餌はボイルホタテとバイメナエビ
餌ですが、落ちハゼシーズンまではボイルホタテがとにかく最強です。
本当によく釣れます。
ただし、餌がすぐに取れてしまうので餌の消費が早いので、餌切れ時のバックアップとしてバイメナエビも持っていきます。個人的な感覚だと、ホタテの方が食いつきがいいですが、餌持ちはとても良いいです。
秋以降のハゼ釣り
落ちハゼ・ハゼクラ用にはコンパクトロッド
秋以降、少しずつ深場に移動してしまうと、延べ竿ではなかなかハゼにアプローチできなくなり、コンパクトロッドとリールで狙うことになります。
落ちハゼといっても、それほど大きな魚ではないため、当たりの取りやすい柔らかい竿が良いです。具体的にはアジングロッドが良いと思います。1万円以下で必要十分なものが購入できます。
リールは2000番台以下
リールは2000番台以下のものを選びましょう。シマノのシエナとかは糸もついているのでお得だと思います。
仕掛けはちょい投げ
仕掛けはちょい投げのセットを使います。
似たような仕掛けを自作しても大丈夫です。僕は中通し錘にハリス止めをつけて、針をつけて使っています。
針は6号から
落ちハゼはサイズがアップしているため、針が小さすぎるとかなりの確率で飲まれて大変です。6号くらいからが良いと思います。
餌は青イソメ
ホタテは投げた時に絶対に取れるので、青イソメ一択です。長さは5センチくらいでしょうか。
落ちハゼが釣れる時間帯
最近通説になって来たのは、落ちハゼは夜に釣れる、というものです。というのも、冬になるとハゼは穴を掘って産卵し、日中はそこに潜んでいるらしいからです。そして夜になると穴から出て捕食活動をするようです。僕も実際に夜に良型がよく釣れました。
落ちハゼの天ぷらは絶品
落ちハゼの食べ方ですが、天ぷら一択です。とにかく美味しいです。息子曰く「悪魔的美味さ」とのこと。笑